生甘酒とは?麹が生きたままの生甘酒とは?!
みなさん、「生甘酒」って聞いたことありますか?
聞いたことがない方でも、名前の通り生の甘酒じゃないの?と思われるでしょうが、実は生甘酒とは、殺菌加熱処理されていない甘酒という意味です。
殺菌加熱処理されていない甘酒?!
米麹甘酒の原料である麹のタンパク質分解酵素の働きによって、でんぷんはブドウ糖になり、タンパク質はアミノ酸に分解します。その「酵素」というものはある一定の温度以上になると「失活」してしまうのです。スーパーや自動販売機でみる甘酒は実はペットボトルや瓶詰めされた後必ず加熱処理をしないといけないという決まりがあります。
つまり、殺菌加熱処理された甘酒の酵素は失活しているということになります。
酵素が失活
酵素というものは人の体温あたり40度付近でもっとも活発に働くといわれています。そして、60度を過ぎると失活してしまいます。
つまり「お家で米麹から甘酒を作って飲んでるよ」という方は、正しい方法で作っている場合は、殺菌加熱処理していない“生甘酒”を飲んでいるということになります。
酵素とは何?!
酵素は、我々が生きていくために必要な化学反応を助けたり、早めたりする働きがあります。例えば消化酵素では唾液にはでんぷんを分解する「アミラーゼ」という酵素があり、胃液にはタンパク質を分解する「ペプシン」という酵素があります。
そして麹の酵素のはらたきは、でんぷんはブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に分解します。よく麹を使うとお肉が柔らかくなるというのは、麹の酵素の働きによるものです。
マルコメ株式会社のHPで「麹の豆知識」としてご紹介されていますので、詳しく読みたい方はこちらをご覧ください。
マルコメ株式会社 麹のこと(2019年5月24日)
どうすれば「生甘酒」は手に入るか
・殺菌加熱処理されていない生甘酒を通販サイトで買う
・自宅で作る
このいずれかの方法になります。自宅で作ると言っても何日も仕込みに何日もかかったり、温度管理や、作るのに適した時期があるという訳ではありません。
ヨーグルトメーカーや炊飯器を使えば簡単に作ることができます。
さらに、米麹甘酒は米の種類を玄米や黒米に変えると、栄養価の高い米麹甘酒が作れます!
ではでは、「生甘酒」を理解したところで甘酒を生活に取り入れて、もっともっと健康に!
作り方はこちら>>超簡単!混ぜるだけ!玄米・黒米/作る甘酒レシピ|瀬戸プレスフーズ【レシピ】