白米と玄米の栄養価の比較【白米と玄米の違い】
玄米とは、精米していないお米のことです。
現代の日本人は、男女ともビタミンB1、ビタミンB6、マグネシウム、食物繊維が不足しています。
スーパーフードに指定され新たに脚光をあびるようになった玄米。その効果は、アンチエイジングから健康・ダイエットまで幅広いものとなっています。
精米すると取り除かれてしまう、ぬかや胚芽こそが、白米には含まれないビタミンやミネラル、食物繊維の宝庫なのです。
この大切な栄養の宝の部分をみすみす取り除いてしまうのはとてももったいない話です。健康や美容を考えるうえでは、白米より玄米であることは間違いない事実なのです。
では、そこまではっきりしているのに、なぜ、皆白米の代わりに玄米を食べないのでしょうか?
なぜ白米の代わりに玄米を食べないのか?
◊味・食感がイマイチと思う人が多い
白いごはんの方が、玄米ごはんよりもおいしいというのはひとつの理由です。
確かに、普通に浸水して炊いた玄米ごはんは、白米より硬いのでよく噛まなければなりません。
これはこれで咀嚼を促すという点では、また別に脳への刺激、ダイエット効果と良い点もあるはずですが、これを面倒がって怠ってしまった場合、確かにお腹へのやさしさは半減、せっかくの栄養素も摂取される前にお腹をこわしてしまうかもしれません。
その点、プレタス玄米は、お湯を注ぐだけでお粥が簡単にでき、栄養価も保持しているので滋味深い栄養豊かな玄米食ができるという事です。
プレタス玄米とは?(★リンクさせる)
◊炊飯に手間がかかる
白米であれば、せいぜい炊飯30分前に洗米して水につけて炊飯にかかればよいのですが、玄米の場合は基本一晩(24時間)水に浸します。
その上、お鍋で炊こうと、炊飯器で炊こうと白米よりも炊き上がりまでには時間がかかります。
働く女性も増えている中、たかが炊飯に半時間も余分にかかるのは面倒というのも良くわかりますが、この辺りはタイマー付き炊飯器、または圧力鍋で炊くことで解決にはなるはずです。
その点、プレタス玄米は、お湯を注ぐだけでお粥が簡単にでき、そのため簡単に玄米生甘酒の準備ができるという事です。
圧力鍋を使う事による栄養価へのダメージ!
玄米はたしかに圧力鍋で素早くそれなりに柔らかく炊き上がります。
白米より栄養価が高いのは事実ですが、玄米の栄養価をまるごとベストの形で頂いているとはいいがたく、熱によるダメージを受けているのです。
その点、プレタス玄米は、ビタミン等の栄養価を保持していて、そのおかげで栄養価の高い玄米生甘酒もできるのです。
武藤先生の玄米のグラフをリンクさせる
玄米が白米に比べ健康に良い理由とは?
◆玄米は白米のビタミンEは12倍、ビタミンB1は5.1倍ビタミンB2は2倍、ビオチン4.2倍!
まずは、玄米と白米の栄養素を比較しましょう。玄米は白米に比べて栄養価が高く、ビタミン・ミネラルも豊富です。
引用元:文部科学省 科学技術「日本食品標準成分表 2015版(7訂)」 (2019年8月6日時点)
健康や美容に有効とされるビタミンやミネラル、食物繊維が含まれる量はこの表で見比べるだけでも、玄米の方が優れものであるというのは一目瞭然ですね。
◊玄米のビタミンB群・ミネラル系の優位性は圧倒的
・ビタミンB1(5.1倍)
疲労回復・糖質の代謝をあげ効率よくエネルギー化する・神経機能を正常に保つ
・ナイアシン(5.2倍)
粘膜や皮膚を健康に保つ。血行促進
・ビタミンB6(3.7倍)
成長促進、脂肪肝予防、動脈硬化予防、神経機能を正常に保つ(精神安定)アレルギー症状緩和、ホルモンバランスを整える
・ビタミンE(12倍)
老化防止、抗酸化作用、血流改善、美肌効果、生活習慣病予防・改善
・食物繊維 総量(6倍)
■水溶性食物繊維
・粘性
粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぎます。糖質の吸収を ゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
・吸着性
胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄します。
・発酵性
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。
■不溶性食物繊維
・保水性が高い
胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。
・繊維状、蜂の巣状、へちま状
よく噛んで食べるので、食べすぎを防ぎ、顎(あご)の発育を促すことで、歯並びをよくします。
・発酵性
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。概して、水溶性食物繊維より発酵性は低い。
つまり、玄米は白米に比べて食べたときの血糖値の上昇がかなり穏やかで、その分太りにくいということがわかります。