2019年10月20日
玄米フレーク!黒米フレーク! フェルラ酸含有量!広島修道大学 委託研究
◆フェルラ酸とは?
フェルラ酸はポリフェノールの1種で植物の細胞壁などに含まれる成分です。玄米に多く含まれます。
フェルラ酸の機能性
- アルツハイマー病の予防効果
- 優れた抗酸化作用
- 美肌効果(メラニン生成の抑制)
- 高血圧の予防や脳機能の改善に
◆PRE+(プレタス)玄米、黒米 フェルラ酸 白米の3~4倍の高含有量
瞬間高温高圧焼成された米フレーク中のフェルラ酸含量は、玄米フレークでは39.7 mg/100 g、黒米フレークでは48.5 mg/100 gであり、白米フレークの11.9 mg/100 gより3~4倍高い値であった。
つまり、精米によってフェルラ酸が相当量除去されることが認められた。また、ɤ-オリザノールの場合と同様に、フェルラ酸含量は玄米より黒米の方が高かった。
報告によると、一般的な玄米および精白米に含まれるフェルラ酸含量はそれぞれ41.8 mg/100 g、9.4 mg/100 g(西澤ら、日本食品科学工学会誌、45, 499-503 (1998))であるので、今回のフレークで得られた値はほぼ同じであり、瞬間高温高圧焼成加工による減少は認められないといえる。
広島修道大学 委託研究 武藤徳雄 教授